株式会社揚羽
「研修で学んだキーワードが社内の共通言語へ」
弊社がJAMさんとお付き合いをするようになったのは、2017年の春からです。会社の規模が5年で50名から100名と倍になり急成長を遂げている中、離職率が高くなってきました。要因は色々考えられ、成長に追いつかない制度の問題や昨日までプレイヤーだった人をいきなりリーダーやマネジャーにせざるを得ない環境など…どれも急成長企業では起こりえる問題であり、弊社もその状況下に置かれていました。JAMさんには課題解決への取り組みの一環として、管理職研修をお願いすることにしました。
研修を受講して大きく変化したところは、マネジャー同士に共通言語が生まれたことです。マネジャー同士が研修で学んだキーワードを現場で使うようになりました。マネジャー層がマネジメントに関する話題や相談事、会議の場などが同じ言語で繰り広げられるようになったんです。共通言語なのでお互い認識しやすく、活発な議論がなされています。
マネジャー達が日常的に研修で学んだ言語を使うようになるくらいJAMさんの研修コンテンツが彼らに響いたため、これを機会に「マネジャー羅針盤」というものを作成しました。弊社にはもともと会社の指針を言語化した「羅針盤」というものがあるのですが、研修で学んだキーワードを整理し、マネジャー用のものを作りました。週1回マネジャー会議の際に、このキーワードに基づく最近のエピソードを発表する機会を設けているのですが、その効果もあり研修で学んだキーワードがさらに浸透するようになり、良いサイクルが出来上がったと感じています。今までマネジメントを我流でやっている者が多かった弊社にとって、これは大変革となりました。
研修コンテンツの中で「自分達にこれが足りなかったんだ」と感じた衝撃的なコンテンツは「仕事のタスク出し」です。上司がメンバーの成長を促すことと、組織の生産性を高めることを両立する事を念頭に置き、上司として部下にどのように仕事を提示し成功に結びつけるか、といった考え方に全員が感動しました。部下の能力と仕事の難易度を踏まえて仕事を依頼すること、マネジャーにとってそのスキルがいかに大切かをワークを通して理解できました。
また、同じくらいインパクトのあったコンテンツは「曖昧耐性」です。今までこういう概念が社内になく、新しい尺度を手に入れることができました。この考え方を持つことにより、マネジャー達の人への許容が広がりましたね。今までは最初の段階で決めつける傾向があったように思います。しかしこのコンテンツを学び「彼とは意見が擦り合わない」「話が通じないな」で止まっていたところを「曖昧耐性の高い低いによりお互いすんなりわかりあえない現象が起きているんだ」という事を理解しフィルターを持ってコントロールするようになってからは、コミュニケーションがスムーズになりメンバーマネジメントしやすくなりました。
「マネジャー達の視座が高まり経営層との連帯感が生まれた」
もう1つ大きい変化を感じられたのは、マネジャー達の視座が高まり、経営層に一気に近づいてくれたことです。これは経営にとって本当に嬉しい変化でした。今までは経営層が話をした際に納得感の薄い反応をしてくるタイプのマネジャーも少なからず見受けられたのですが、研修を受講してからは中間管理職としての葛藤を引き受けることができるようになり、良い意味で丸くなりました。いろんな視点で見られるようになったんでしょうね。視座が高まったのだと思います。
また、メンバー寄りで物事を考える傾向がある若手マネジャーも多く、仕事がたくさんある中で、メンバーから色々言われるけど解決策がなく未来も見えない、と板挟みから負のループに入っている状態がありました。しかし研修受講後、葛藤だらけなのが管理職にとって普通の状態でありそれをなんとかするのが管理職の仕事だ、ということを理解してからは、目をキラキラさせながら意欲的にマネジメントを行うようになりました。あらゆる事をインプットし、主体的にマネジメントに取り組む姿勢に変化しました。
JAMさんの研修を受け、マネジャー達の意識が大きく変化しました。現在も共通言語を使いながらマネジメントに向き合っており、継続的に実施できていることも結果が出ているポイントだと感じています。JAMさんの研修は受講して終わりではなく、学んだことが会社に浸透し続けるので本当に効果が絶大です。これからも長いお付き合いをよろしくお願いします。
- 会社名
- 株式会社揚羽
- 設立
- 2001年8月
- 業務内容
- インナー&アウターブランディング、採用ブランディング、マーケティング・コミュニケーション、3つの事業領域においてリサーチ〜クリエイティブまで様々なソリューションの提供
- 氏名
- 湊剛宏
- 役職名
- 代表取締役社長
JAMによるサポート内容
研修プログラム
管理職育成プログラム〜marcato:マルカート〜の提供(期間:6ヶ月間)
2017年春からのスタートし、複数回実施の上累計30名程度のマネジャーが受講。
事業と組織の急拡大を支え、牽引するためのマネジメントの基本を習得するとともに、変化が大きくスピードが早いベンチャー企業の管理職だからこそ知るべき観点を提供。