
リモートワークで増えるハラスメント?
みなさんハラスメントって何種類知っていますか?
セクシュアルハラスメント、パワーハラスメント、マタニティハラスメント …、代表的な3つに加え、マイナーなものだとエアーハラスメント (エアコンの設定温度によって体調を損なわせる)、エイジハラスメント (「もういい年なんだから」「今の若い者は」など年齢で差別するもの)、お菓子ハラスメント(職場による特定の人にお菓子を分けない、旅行に行く人にお土産のお菓子を強要するなど)なんてものもあるようです。
よくそんなに〇〇ハラスメントという名称を思いつくなぁという感想を抱きますが、コロナをきっかけに急速に普及したリモートワークをきっかけに、また新たなハラスメントが誕生したようです。
目次
新たなハラスメント
それが「リモートワーク×ハラスメント=リモハラ」です。「テレワーク×ハラスメント=テレハラ」や、ツール名を用いた「zoom×ハラスメント=ズムハラ」なんて呼ばれることもあります。職場の人と顔を合わせる機会が減ったリモートワーク環境下で、ハラスメントは減るかと思いきや…また新たな形態のハラスメントが生まれてしまったのです。
リモートワークの利点といえば、オフィスに行かずに自分の部屋で仕事ができる、出勤時と比べると服装はラフでいい、女性であればメイクをしなくていい、などいろいろありますが、この利点がハラスメントを生み出す要因になっているのです。
会議等で自室を背景に映した際に「こんな感じの部屋なんだね」と言われたり、逆に見たくもないものを見せられる。普段よりラフな服装で映った際の「いつもと雰囲気違うね」「下は何着てるの?」と言った発言。メイクが薄い状態でのミーティング時の「スッピンもかわいいね。」また、この自粛の環境に絡めた「こんな時代に独り身は寂しいよね、いい人いないの?」…。
ただの世間話で発した発言だったとしても、言われると、「個人の領域に踏み込まれた」「不快だ」と感じる人は多いようです。
セクシュアルハラスメントなリモハラ
上記の例で挙げたリモートワークハラスメントは、多くが異性から行われるため、厳密に言えばセクシュアルハラスメントに分類されるのかもしれません。
そもそもセクシュアルハラスメント(セクハラ)には2種類の分類があります。「対価型」と「環境型」です。対価型は直接的な表現によるもので、自らの職場での立場を利用して、「付き合わないと部署を移動させる」「評価を下げる」などと相手を脅したりするものです。
もうひとつが環境型です。静的な発言をする、体に触れたりする、見たくないポスター等を見えるような位置に貼り付けるなどして、不快感を感じさせ職場で働きづらくする行為が、これに分類されます。
対価型のセクシュアルハラスメントの方が裁判等の大きな問題になりやすいですが、環境型の方が知らず知らずのうちにやってしまっていることが多いものです。リモートワークハラスメントでのセクハラも、この環境型に当てはまりそうなものがありそうです。
リモート飲み会でもハラスメント?
リモハラの中のセクハラ編を綴ってきましたが、次はパワハラ編です。リモートワーク下の新たなハラスメントの出現場所として、「飲み会」が浮上しました。
コロナウイルスの影響によって、飲食店での大勢の飲み会や会食の自粛要請が出ました。これまではオフィスに出社をして、退勤時に「今日ちょっと飲みに行こうよ!」なんて流れでコミュニケーションを取ってきたかと思いますが、今はそう簡単にもいきません。そこで生まれたのがリモート飲み会。密にならない&日中リモートワークをして、そのままの流れでどこにも行かずに済む!しかしここでの対応に悩む若手も多いようです。
断ったら「自粛で他に予定なんてないくせに」と文句を言われたり、どこにも行けないからと言ってそもそも開催の回数が多かったり、上司がいつまでもログアウトしないせいでずっと付き合わされる羽目になったり…。
業務上不要なことの強制は「過大な要求」に分類されます。飲み会以外でも、会議中に「子供の声がうるさい」と上司から怒られたり、顔出しを強要されたり、チャットを無視される、なんてことが起きているようです。こちらも「個の侵害」や「精神的な攻撃」にあたることもあります。
リモートワークでも上司が持つ力の大きさは変わりません。やはり部下を持つ方はハラスメントのラインを知ることは必須です。
🔻データ「会社オンライン飲み会調査」Lip Pop調査
ハラスメントを正しく知る
こういったセクシュアルハラスメントの知識やパワーハラスメントの知識をリモートワークでも学べるのが「マネディク」です。
▶︎「マネディク」(https://manadic.com/lp/0001)
マネディクでは、ハラスメントの定義に始まり、セクハラ/パワハラの分類、どこまでがセーフでどこからがアウトかの境界線まで知ることができます。1回3〜5分の動画でサクッと必要な知識を学びませんか。
リモートワークになったことで、自分の生活圏に仕事が入ってきている人がほとんどだと思います。自分の発言のどこまでが仕事で、どこまでがプライベートなのか、もう一度考える必要があります。
考えるための1歩目は、やはり知ることです。ハラスメントの定義を押さえ、分類を押さえ、超えてはいけないラインを押さえましょう。もちろん、大切なのは普段からの相互信頼なので、リモートワーク環境下でもコミュニケーションは大切に!(そのコミュニケーションの取り方が分からない…という方もぜひマネディクで学んでください!)