
DXで取り入れる管理職研修|集合研修と何が違う?
始めに
デジタル化が進行している今、皆さんの会社ではDXをどこまで取り入れていますか。
DXとは、デジタルトランスフォーメーションのことで、デジタル技術を利用して業務やビジネスに変革を起こすことを指します。これまで人が大部分を担っていた部分をシステムに任せることで、他の必要な部分に人的資源を投下することができたり、業務の効率が上がったりします。また、DXを進めることにより、そこにかかる費用を削減できたりします。
このDX、一般的には経理ソフトであったり、人事労務サービスをイメージするかと思いますが、社員研修の分野でも可能なのです。しかし、事実なかなかDXが進まないのがこの分野です。管理職研修のeラーニングサービスを提供している当社ですが、「デジタルはちょっと…」「今後も集合研修で考えています」という人事の方の声をよく聞きます。
集合研修への信頼なのか、eラーニングへの不信感なのか。研修のDXが進まないのは何故なのか。集合型の管理職研修と、eラーニングでの管理職研修、両者の特徴を費用・手軽さ・効果の側面で考えてみたいと思います。
目次
管理職研修の費用
まずは費用についてです。
新任管理職向けなのか、上級管理職向けなのか。どの程度の規模の人数に向けて、どんな形式でやるのか。講師を誰に頼んで、何時間の講習を何日頼むのか。費用が上下する条件は様々あるかと思いますが、研修講師の方にお願いしての集合研修となると1回数十万〜数百万はかかります。定期的に行うとなるとその分費用がかさみます。ですので、予算取りが難しい時期であれば研修は二の次になるということが多い印象です。
対してeラーニングの管理職研修は、集合研修と比べると費用が抑えられる傾向があります。それはある程度パッケージが決まったものを、研修層に公開するだけで済むからです。研修のための用意はほぼなく、研修のために講師を呼んでその時間を拘束する必要もないので、費用はかなり押さえられるかと思います。
また、集合研修と違って1度にその教室で受けられる人数の制約がない/人数増加の応用が可能なので、一人当たりの研修コストを押さえられます。
管理職研修の手軽さ
次は手軽さについてです。
1回の費用の額や管理職の忙しさを考えると、研修講師の方を呼んで行う研修は年に数回、それこそ半年に1回や年に3回ほどのペースが多くなります。1回数時間の研修を多頻度で実施するとなると、忙しい管理職に普段の業務の時間をそれだけ割いてもらうことになるので、積極的に「何度も研修をしよう」という会社は少ないです。1回の研修の重み/価値が大きくなる印象です。
対してeラーニングでの管理職研修は、学習のベースがモバイルやPCでの動画の視聴になるので「研修」の雰囲気は弱めです。動画の長さにもよりますが、まとまった時間をとってしっかり集中して、というスタイルではなく、普段の業務の中で空いた時間を使って気軽に学ぶものになります。
eラーニングのいつでも使えるこの手軽さゆえに、視聴することを後回しにしたり、何か作業をしながらついでに見てしまったりして、その内容がしっかりインプットされないということもあるので、その点は注意が必要です。
管理職研修の効果
そもそも、人材育成の分野に置いて全般に言えることなのですが、「効果」というのは研修ではとても分かりづらいものなのです。これを考えるとき、まず「効果とは何か」というところから考える必要があります。
管理職研修で言えば、知識を入れるだけでいいのか。チーム/個人の業績が上がることなのか。チームの雰囲気が良くなることなのか。管理職への上/下からの評価が良くなることなのか。はたまた管理職本人の行動変容なのか。突き詰めれば「会社への貢献」というところに行き着くかと思いますが、それではざっくりしすぎています。
さらに言ってしまえば、研修での効果とは何かを定義してその効果が現れてきても、それが本当に研修の効果なのかは測りきれないのです。3ヶ月で変化が見られたとして、その要因は研修なのか。個人的に読んだビジネス書なのか。はたまた外部のセミナーなのか。
この効果測定の問題は、集合研修でもeラーニングでも当てはまります。どちらをやるにせよ、「研修の効果」を証明するには、一定期間のフォローが必要ということです。研修の感想/学びを書いてもらい、その結果を1ヶ月ごとに追ってみたり、業務の仕方の変化を観察したり、研修をやりっぱなしの状況にしないということが大切です。
最後に
集合研修とeラーニング、両者の特徴を語ってきました。
費用や手軽さの面で違いはあれど、「効果」の面ではどちらの方法を取ろうとも人事側、育成担当者側の工夫が必要というのは間違いないです。研修講師に頼んで終わり、eラーニングを導入して終わりではいけないということです。
ただ、この研修の効果を証明する/得る仕組み作りが一番難しい部分でもあります。
ベンチャー/成長企業の管理職向けeラーニングサービス「マネディク」なら、この仕組み作りの部分を全面サポート。動画を見せるだけじゃ得られない/確認できない、管理職研修の成果。集合研修に比べて費用は押さえられるとはいえ、そこにお金をかけるのならしっかり効果を出しましょう。
DXに興味があるベンチャー/成長企業の人事の方、管理職研修のDX化を「マネディク」で始めてみませんか?
「マネディク」とは
営業担当と話したい/資料請求はこちら