
ベンチャー管理職に待ち受ける壁「いきなりマネジメント」
目次
1.そもそもベンチャーとは
大手企業、中堅企業、中小企業、ベンチャー企業、スタートアップ企業…。会社の成長段階、人数規模によってその会社を指す言葉がたくさん存在しています。特に”ベンチャー”はその分類が曖昧です。一般的に「独自のアイデアで世の中に新しい価値・サービスを提供する企業」として知られていますが、じゃあ自社はベンチャーかを考えると迷ってしまう部分ですよね。
ベンチャー企業の組織支援をしているJAMでは、この「ベンチャーとは」への答えを明確にしていて、以下の要素を持つ企業としています。
①変化のスピードが速い
②変化の幅が大きい
③構成員が比較的若い
この要素を持つ企業をベンチャーと定義し、この企業では成長の過程で現れやすい、特有の課題があるとしています。
2.ベンチャー管理職の課題
その特有の課題というのは、ファーストラインマネジャー(現場に一番近く、メンバーを直接マネジメントする立場)に見られるもので、大きく分けると2つあります。
①「そもそもマネジャーとして何をすべきか分かっていない」
ベンチャーという環境をプレイヤーとして走ってきた場合、自身があまりマネジメントをされずにここまできてしまったということがよくあります。そんなプレイヤーは、いざ会社が大きくなり自分がマネジャーになったとき、その役割を理解していないことに気づきます。
参考にすべきマネジャー像がいないため、マネジャーとしての役割を求められているのに、何をしたら良いのかがわからない。ベンチャー特有の課題です。
②「マネジャーとしての役割を誤認する」
急成長するベンチャーという環境では、内部から優秀なメンバーを引き上げてマネジャーにすることがよくあります。その引き上げられた多くはおそらくプレイヤーとしては優秀で、高い成果を残してきたことかと思います。しかし、マネジャーでもこれまでと同じやり方でいいかと言われればそれは違ってきます。
時に自分1人でできることを部下の成長のために任せたり、メンバーの得意や能力を見て仕事を振ることが必要になってきます。プレイヤーではなく、マネジャーとして動くことが求められるのです。
3.ベンチャー管理職に求められる視界
ベンチャーのマネジャーに見られる特有の課題2つをまとめて、私たちは「いきなりマネジメント」と呼んでいます。この課題を解決するためには、ベンチャーのマネジャーにはある視界を持ってもらう必要があります。それが、「人をつくる」という視界です。
プレイヤーとして活躍し、成果として数字をつくってきたことはあっても、マネジャーになれば、それのみでは足りません。チームを作ったり部下のマネジメントしたり、そういったことは未経験なマネジャーがほとんどだと思います。
そのため、まずは知ることが重要です。能力を上げる、適性を考える以前に、まずは役割を認識して知識や原理原則を知りましょう。
「マネジャーの役割とは?」
「マネジャーとしての影響力を上げるには?」
「生産性を上げる指示の仕方とは?」
「マネディク」では、ベンチャーのマネジャーに向けて、なんとなくマネジメントを始めてみる前に知っておいて欲しいことを、動画でお伝えしています。「人をつくる」領域を網羅したマネディクで、ベンチャー特有の課題「いきなりマネジメント」を乗り越えましょう!
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