ホームコラム「習うより慣れろ」タレント 東山紀之さん
2015.11.16 イケテル仕事観

「習うより慣れろ」タレント 東山紀之さん

「ヒガシ」の愛称で知られる少年隊の東山さん。端正な顔立ちからクールで華やかなイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか。そんな今の東山さんの印象からは一見想像しがたい幼少期の様子が著書『カワサキ・キッド』に綴られています。川崎での差別や両親の離婚など幼い頃から大人の世界に接することが多く、貧しい中でも様々な人に厳しく育てられたといいます。芸能界という社会に若くして入ることでまた、これまでとは異なる大人たち、第一線で活躍する各界のプロに出逢い鍛えられてきたそうです。

 

厳しい世界に身を置く中で自身の社会人、仕事人としての意識やルールを確立していったという東山さん。特に自身の生い立ちも含め、30年以上業界で走り続ける中で大事にしてきたスタンスをこう述べています。

「自身を厳しく律し、社会の一員であるという自覚を持つこと」

「習うより慣れろ」

 

事務所トップのジャニー喜多川さんも「親の教育をきちんと受けた子しか、この世界で生き残っていけない」と言われるように、母親の教育が厳しかったエピソードは本でも紹介されています。食事の時の行儀作法から同級生と喧嘩した時のお詫びまで、母子家庭での母親の存在は絶対的ですべてを受け止め育ってきたといいます。また複雑な家庭環境で様々な大人を知る中で自身を律する意識が培われたそうです。

「習うより慣れろ」とは事務所風土のようですが、ブルース・リーに憧れて筋トレに打ち込んだり、マイケル・ジャクソンのダンスに一目惚れしてダンスに夢中になるという子どもなら誰でも経験するまねっこの領域から、事務所に入りそのアクションを昇華していきます。「視て真似ること」を徹底し自分のものにしている先輩の影響や、ライブ番組やオーディションなどに放り込まれ「先ずやってみること」が連続する日々から「習うより慣れろ」の精神が染みついたとのことでした。デビュー後数十年経った今でもそのスタンスは変わらずに持ち続けているとのこと。双方ともシンプルなことですが継続して常にプラスに活かしていくには、自分の基礎として両立していることが条件になるのではないでしょうか。

 

また自身がそうありたいと思う一方で、その逆の立場であった場合はどうでしょうか。新人も現場配属され現場に揉まれ実績を上げ始める時期かと思いますが、先輩として背中をみせられていますか。教えるばかりでなく、慣れる機会をつくり出し、飛び込ませていますか。

   

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