株式会社ワンスター

「マネジメント課題の共通言語化と、質疑応答の明快さ」

阿部様：当時社員30名以下の規模で、組織を率いる僕らがまずマネジメントをしたことがないという状況でした。
ある程度業績は順調に伸びつつも、離職率が高くなってマネジメントが機能していないという課題感がすごく大きくなってきたタイミングで、これはどうにかしなければいけないと思い、JAMさんの研修を受けようと決めました。

宮坂様：JAMさんの研修を受けて僕が一番良かったと思うのは、共通言語ができたことだと思います。例えば「曖昧耐性」「承認」など、研修で学んだ言葉を使って、マネジメントの課題を認識できるようになりました。
今までは共通言語がなかったので、上司と部下にどんな問題が起こっているのか、どこに課題があるのかという認識にずれがあったり、曖昧になって議論すること自体が困難だったのですが、同じ前提情報を持って議論することができるようになりました。

特に弊社の場合は、新任マネジャーには毎回JAMさんに研修をお願いしているので、管理職全体での共通言語になっています。マネジメントをされていた側の社員がマネジャーになって研修を受けると「今までマネジャーに言われていたのはこういうことだったのか」と、点と点が線になる瞬間が生まれます。
共通言語ができることで、問題認識から解決までのPDCAが速くまわせるようになった実感があります。

阿部様：もう1つ良かったのは質疑応答です。（研修講師の）水谷さんは、ベンチャー企業の黎明期から事業を率いていて、組織課題の解決のためのノウハウを持っているので、僕らが感じている課題が手に取るように分かるというか、共感してもらったと感じています。僕らが日々感じている課題への解がすごく明確で、活かせる部分が多くありました。

あとは、水谷さんが第三者として、マネジメント層に携わってくれるというのもすごく大事だと思っていて。僕はマネジャーの上司として、日頃からマネジャー自身に課題を伝えているつもりではありますが、なかなかそれが伝わりきっていなかったり、刺さっていないことがあります。そういったときに外部の専門家に明確に伝えてもらうと、同じことや近しいことを言っているけれど、刺さり方や捉え方が変わることを感じました。そこもJAMさんの研修の強みだと思います。

「組織に発生する葛藤を、前向きに捉えることができる」

阿部様：マネジメント研修を受けたマネジャーは、研修を受ける前は、自分がなぜ悩んでいるのかが分からない、だからこそ悩みの答えが見つからずに苦しいということが多かったのですが、研修を受けることで自分の課題が具体化されていることを感じます。

そして頭では、相反する事象を両立させる「葛藤」が組織において発生することは、当たり前であるということを以前から理解しつつも、研修を受けると本当の意味で腹落ちしている印象です。
自分が向き合っている課題は悩んでいること自体が健全で、葛藤している状態をポジティブに捉えられるようになるというのは、一番のマネジャーの変化だと僕は思っています。

宮坂様：そうですね。そして、その葛藤の悩みを共有できる質の高い場を持てたことも大きいと思います。マネジャーになりたてのメンバーが、別部署のマネジャーと一緒に研修を受けながら悩みをオープンにすることで、同じ悩みを持っていることを認識したり、解決策を共有してケアし合えることも価値が高いと感じています。

「一側面ではない、マネジメントにおける多様な視点」

宮坂様：研修を受けたマネジャーを見ていると、マネジメントにおける視点が広がった人は変化量が大きいと感じます。例えば、トップダウンで強めのマネジメントを受けてきた人は、それを良しとしてマネジメントをする傾向があるのですが、そのマネジメントが合わない部下もいます。そうすると、部下としては「上司が全然わかってくれない」ということになりますが、研修で新しい視点や他の側面を知ると、それチューニングして使うことができるようになっています。

マネジメントの一側面しか知らないといろいろな問題が起こります。
時代や会社の規模感などに合わせてマネジメントも変えていく必要があるので、働き方改革や、部下の価値観の多様化でマネジメントの課題を感じている企業は多いのではないかと思います。そこに課題感を感じている企業に、JAMさんの研修はおすすめできると思います。