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2019.02.21 若手による若手のトリセツ

vol.2 現代の若手社員はどのように上司と接したらいいのか

自己紹介

 

このコラムでは、新卒2年目社員である私土屋佑樹が、自身が若手社員だからこその視座を強みに「若手社員の取扱説明書」を綴りします。昨今では、特に管理職層と若手社員の間には価値観のギャップがあると感じています。若手社員とベテラン社員、その間をつなげるようなコラムにしていきたいと思います。

第2弾の今回は、若手社員が「どう上司と接したらいいか」についてお話ししたいと思います。

 

「対人ストライクゾーン」の狭さ

 

私が見聞きする、あるいは体感する中で、昨今の若手社員は“対人ストライクゾーン”が狭くなっているように感じます。対人ストライクゾーンとは、仲良くなれる人間の範囲のことを指します。

私自身も、社会に出るまで年上の方と密にコミュニケーションをとれることは多くありませんでした。20歳のときに友人のお父さんと飲む機会がありましたが、会話が難しかった記憶があります。しかし仕事では、年上の方とのコミュニケーションは必須。そこで、上司との接し方について詳しくお話しします。

 

なぜ、年上の人間との会話が難しいのか

 

なぜ、今の若手は年上の方とのコミュニケーションが難しいのでしょうか。それはSNSやインターネットが大きな要因です。SNSやインターネットでは、基本自分の見たい情報しか見ません。自分の好きなものや、自分を肯定してくれるものを好んでクリック/タップ。そうすると、価値観が狭まり、自分にとっての耳の痛い情報は当然避けるようになります。そのような環境に慣れてしまった若手は、年上との関係性が難しくなるのです。

年齢が離れれば離れるほど、価値観は異なります。育ってきた環境も異なる若手には、年上という異質なものに対する免疫が減っていると言えるでしょう。

 

自覚からスタートする異文化交流

 

そういった現実を若手にどう伝え、どのようにより良い関係性にするのか。

まずは、上司との価値観の違いに自覚を持ってもらうことです。若手社員の「上司だからわかってくれる、歳が上だから理解してくれるはずだ」という思い込みを解放することが第一歩と私は考えます。

私たち若手にとっては上司も全く違った環境/社会を生きてきたわけですから、価値観が違うことを若手が認識しなければなりません。思い込んでしまうと、勝手なイメージ像が頭の中にできあがってしまいます。それを避ける必要もあるでしょう。

次のステップとしては、上司が若手との共通点を探すことが重要です。たとえば仕事での失敗談など、若手に自分の昔の出来事を共有することができれば、親近感は増します。「上司にもそんな頃があったのか…」となれば、話しかけやすくなりますし、心を開きやすくなるでしょう。

 

リーダー層向け研修「グライド」における「ボスマネジメント」 

 

JAMのリーダー層向け研修「グライド」では、ボスマネジメント=上司との接し方をテーマとしたコンテンツがあり、仕事におけるボスマネジメントの実践例を学ぶことができます。

上司/チームリーダーから部下/メンバーという一方通行の働きかけだけでは、関係性は改善されません。部下/メンバーが上司/チームリーダーとどのように接するのかという観点を学び実践へとつなげることができる必要があります。その内容を学べるコンテンツです。

そもそもグライドとは、イギリスの音楽用語で「2音感をなめらかに移動する」という意味で、リーダーが部下やメンバーにはリーダーシップを、上司にはフォロワーシップを発揮してほしいという想いを込めています。メインメッセージは「頼もしいエースから、力強いリーダーへ」今後人を率いていくために、必要な能力や考え方を提供する研修です。

グライドの中の「ボスマネジメント」というコンテンツでは、上司とどのように関係を築いていくと良いのか、という視点を提供します。どのように、どんなことを伝えればいいのか、その力点はどこか。またどういったタイミングや場所でコミュニケーションすればいいのか。そもそも自分のあり方はどうなのか −−−。この研修では、上司とスムーズに良い仕事をするための技術を学ぶことができます。

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