2015.12.21 エンタメ心理学

クリスマスは確証バイアス?

今週はもうクリスマス。街もメディアもクリスマスムード一色ですね。さてクリスマスといえば、赤い服を着たサンタクロースに赤い鼻のトナカイさん、クリスマスツリー、プレゼント、家族と恋人と友人と過ごす日、、、といったイメージが鉄板です。ただ本来、クリスマスはイエス・キリストの生誕祭であり、サンタクロースはその昔ほっそりとした小人で赤いコートは着ていなかったという説もあります。現代のクリスマスが宗教的・商業的な変遷を経てつくられたということは、大人の皆さんには周知の事実。ただ一方で、私たち自身のクリスマスへの期待がクリスマスを更にクリスマスたらしめていると考えると、面白いと思いませんか?
 
認知心理学や社会心理学の中で「確証バイアス」という言葉があります。個人の世界観に基づいて他者を観察し自分に都合のいい情報だけを集めて、それにより自己の先入観を補強するという現象です。そのため人は自分が本当だと思うことを証明する情報は探しますが、反証となる事実や情報からは目を反らしてしまうといいます。このバイアスが強ければ強いほど、すべての情報や知識が「自分の見たい世界」に合わせて取捨選択されていきます。
 
例えば「A型は〜という性格だ」と考えていればA型の人の〜の部分だけを捉えて「やっぱりA型だね」と納得する。一度「自分はこういう人間だ」と思えば、それに合致する経験や行動ばかりを捉えて一層その自己認識を強めていく、といった具合です。「クリスマスはこうあるべきだ、こうあってほしい」という自身の強い思いから、私たちは今、周囲に溢れるクリスマスのアイテムやムードを無意識に集めているのかもしれません。裏を返せばそれは自身の思いや価値観の表れともいえます。
 
今ある当たり前は、本当に当たり前なのか。それはあなたの希望や隠れた欲求が意図的に創り出した事実ではないのか。そう考えると、クリスマスも私たちの思いや期待によって、よりクリスマスらしさを増しているとも考えられます。クリスマスが盛り上がるのは、そんな多くの人の希望を現実にする要素がたくさん散りばめられているからかもしれませんね。
皆さま、どうぞ素敵なクリスマスを!

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