食欲よりも強い欲求??
いよいよ来週に迫った消費税増税。
給与のベースアップというニュースも飛び交っていますが、まだまだ年収の情報は見込めない、というケースも多いはず。。
そんな中で、皆さんはどんな費用の節約を考えていますか?
オリックス生命保険が実施した「節約生活とプチ贅沢に関する実態調査」(調査対象:20~49歳の男女1000名)によると、「食品・飲料費」の節約を意識していきたいと考える人が41.1%にも上ったのだとか。
一方、節約したくないものとしては、「レジャー・娯楽費」が31.2%で最も多く、さらに調査対象者のうち子どもがいる386名については、現時点で節約したくないものとして「教育費」が35.8%でトップに挙げられたそうです。
この結果から見て取れるのは、増税で飲食関連は削っても、娯楽費や教育費は確保する、という消費者の心理。
そもそも食というのは私たちの根源的な欲求の一つであり、生きるために必要なもの。
でもそれよりも、レジャーや子供の教育に対してお金をかけたい、と思う人が多いということです!
これはある角度から見れば、根源的な欲求である食については、すでに相当高いレベルで満たされていて少しくらい削ってもいい、と思えるくらいの水準にあるといえるでしょう。
またある角度から見れば、娯楽や教育によって満たされる社会的欲求(人や社会とつながっている、集団に所属していると感じることによって得られる安心感)や、
承認欲求(相手に認められることによって得られる満足感)、
自己実現欲求(自分のやりたいことを実現できていると感じることで得られる充足感)を渇望している、とも言えます。
増税によって、今の私たち消費者の心理はさらに明らかになるかもしれませんね!