ホームコラム東京大学物理学教授 古澤明氏 「クレイジーなことしかやらない」
2014.02.02 イケテル仕事観

東京大学物理学教授 古澤明氏 「クレイジーなことしかやらない」

昨年8月、完全な量子テレポーテーション(光子(光の粒子)に乗せた情報を瞬時に他の場所へ転送する技術)の実証についての論文を、英国科学雑誌『Nature』に発表した古澤教授。
なんとその研究の完成には15年という月日を費やしたといいます。
そんな途方もない研究をやり遂げるモチベーションはどこにあるのでしょうか?

「僕は、とにかくクレイジーなことしかやらないようにしています。」
そう語る古澤教授。

他の人が不可能と見なして手をつけないような領域にしか、手を出さない。
そうでなければ面白くない。
それに、みんなが敬遠している分野は競争が激しくなりにくく、自分のペースで研究を進めることができるから、だといいます。

それでも、誰もが不可能だと思っていたことを覆すのは容易ではないはず。
その糸口を探るために、古澤教授は不可能といわれる根拠を徹底的に考えるのだといいます。

世の中で常識と思われていることの多くは、ただの思いこみ。
その枠を取り払って考えれば、「この条件を変えればできる」というヒントが見えてくるのだといいます。

今回の教授の研究の成果は、私たちのインターネット上でのデータのやり取りを持続的に可能にするのだそうです。
(なんと今のままの仕組みを使ったデータのやり取りは、10年もしないうちに破綻するのだとか!!)

不可能と決めつけず、根気強く考え続けることで、不可能を可能にする。

テレポーテーションという言葉から連想されるどこでもドアのような世界も、そう遠くなく実現するのかもしれません!

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