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2014.02.04 ツカエル組織論

季節を分ける

一昨日は節分でした。恵方巻を食べたり、豆まきをされたという方も多いでしょう。
でも皆さん、節分の意味や由来をご存じですか??

節分とは、ご存じのとおり2月3日。
節分という言葉は、「季節を分ける」という意味が含まれています。

ですから、本当は春、夏、秋、冬どの季節にも、節分はあるのです。
では、どうして節分は年に一度、2月3日しかやっていないのでしょうか?

季節の分かれ目には、立春、立夏、立秋、立冬があります。
本来はすべての分かれ目の前日が節分と呼ばれているのですが、季節は、「春夏秋冬」と書くように、一年の始まりは「春」なのです。
そのため立春の前日、2月3日が節分としてメジャーになった、というわけです。

このように私たちの日常にはその言葉や行事の意味や由来を正確には理解できていないことがたくさんあります。

ましてや各組織の中には、その組織ならではの言葉やルール、イベントなどがあるでしょう。
そういった一つ一つの意味や由来は、組織に所属するメンバーにきちんと伝わっているでしょうか?

当然ながら組織を構成するメンバーは変化していきます。
その中でも、その企業らしさを象徴するような言葉、ルール、イベントについて、その由来まで含めて継承していくことができなければその企業らしさや大切にしたい価値観は薄れていくことになる、ということです。

「節分」という言葉の説明ひとつをとっても、背景の説明に手間がかかることは明らか。
でも、そのコストを惜しまずに割くことでしか、組織の中に共通の理解と、共通の価値観を生むことはできない、ということですね。

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