2014.01.13 イケテル仕事観
「やってみなくちゃわからない」スピードスケート 岡崎朋美選手
100分の1秒を争うスプリント競技。
若さと体力がものをいうスピードスケートの世界で常識を覆し続け、6度目のオリンピックで出場を目指した岡崎選手。
残念ながらその夢は叶わなかったものの、全てのことを「やってみなくちゃわからない」と前向きに捉え、その過程を楽しんでしまう超プラス思考が、彼女をここまで突き動かしたのだといいます。
1994年のリレハンメルから2010年のバンクーバーまで5大会連続で五輪に出場し、1998年長野五輪では銅メダルを獲得するという輝かしい成績。
しかしその過程には様々な困難がありました。
特に2000年には選手生命に関わると言われる椎間板ヘルニアの手術。
2007年に結婚、2010年には出産。
それらを全て乗り越え、42歳となった今年ソチ五輪出場を目指していました。
年齢的には厳しくても、母親として五輪出場という前例がなくても、
やってみなくちゃわからない。
そう信じて戦い抜いた岡崎選手の姿は、愛娘、杏珠ちゃんの目にしっかりと焼きついたことでしょう。
オリンピックそのものではなく、そこに至るまでの過程が好きだと語る岡崎選手。
4年間をどう過ごしてきたかで全てが決まる。それがたまらないのだと言います。
きっと無理だと思ってあきらめるよりも、自分の可能性を信じそこに隠れているかもしれない楽しさにわくわくできる。
どんなに歳を重ねても、そんな気持ちを忘れずにいたいものですね。