2014.01.09 エンタメ心理学
先延ばしこそ効率化?!
仕事始めの1週間。ようやくラスト1日、という方も多いのではないでしょうか。
長い休暇の後はなかなかリズムが取り戻せず、思うように仕事が進まないもの。
できるだけ早く集中力を取り戻していくために、どんな工夫ができるでしょうか?
旧ソ連の心理学者であるゼイガルニクは、実験によって、未完の課題の方が完了課題よりも記憶に残りやすい、という結果を残しました。(ゼイガルニク効果)
例えばある図形を描く課題があり、それを完成させたものと未完成に終わったものとでは、人間の心理として未完成の図形の方が印象に残りやすいという理論です。
仕事において、長時間かけてダラダラすることはとても非効率的。
ここでゼイガルニク効果を利用してみましょう!
やりかけた作業の残りが気になるという状態を作れば、より集中して作業できるというのがこの効果の最大の利点。
つまり、仕事の最初に全体の分量を把握し、それにかかる時間を区切って行う
だけで、効率の向上が期待できるのです!
例えば1時間かかりそうな仕事であれば、30分ほど経ったところで休憩を入れたり、次の日に持ち越したりする、ということ。
一見先延ばしのように見えても、効率につながる工夫。
皆さんも新年のスタートダッシュに試してみてはいかがですか?