2013.12.23 イケテル仕事観
「自分の道を自分で拡げる」カーリング日本代表 小笠原歩選手
先週、カーリングのソチ五輪世界最終予選に出場し、最後の1枚となるソチ行き切符を手にしたカーリング日本代表。
そこにはソルトレークシティ、トリノという五輪2大会を戦い、“カーリング娘”として人気者になり、激動を当事者として体験した小笠原選手の活躍が大きく寄与しているといわれています。
小笠原選手はトリノ五輪に出場したとき、勝負どころで良いショットがでず、予選リーグ敗退を喫した経験を持ちます。
当時はあまりの不甲斐なさに、もう日本に帰れないと思うほど自分を責めたのだそう。
そして引退を決意しますが、それから8年、結婚、出産を経て彼女は日本代表に戻ってきたのです。
母としての代表復帰には多くの苦難が伴います。
それでも彼女は、こう語るのです。
「復帰をためらって後悔するのは嫌だし、ほんとうはあのときやりたかったのに、といつか子供のせいにしてしまうのもかわいそうです。
だからやらないと後悔すると思いました。
いろいろあるかもしれないけれど、『できない』と道を自分で狭めていくよりも、柔軟性をもって考えていこうと思っています。
ひとつ思うのは、カーリングに打ち込む姿、夢に向かって努力している姿を見せることが、私なりの子育てになるのかなということ。いいところみせたいな。
自分たちが動けば、今後、カーリングの普及にもきっとつながるんじゃな。」
可能性を狭めるのも、拡げるのも自分次第。
自分が挑戦することを諦めなければ、いつかはチャンスをつかむことができると信じて、来たる2014年に挑んでいきたいものですね!