2014.03.11 ツカエル組織論

2つの意思決定メカニズム

昨日、東日本大震災から3年を迎え、各地で被災地に祈りが捧げられました。
あの日を思い出すと今でもそれまでに経験したことのなかった恐怖や不安を思い出します。
誰も経験したことのない状況下で、どうやって復興への歩みは進められてきたのでしょうか?

復興への歩みに欠かせなかったものの一つが意思決定でしょう。
何を、誰が、どうやって、いつまでにやるのか。
一つ一つを決定し、実行に移す歩みは今も続けられています。

現在、意思決定のメカニズムとして捉えられているモデルには以下の2つがあります。

一つは、「期待効用モデル」と呼ばれており、起きうる状況とその結果が想定できる場合に活用されます。
このモデルでは、確率的な推論に基づいて意思決定が行われます。
例えば資産形成で、この株に投資をすれば●%くらいの確率でこれくらいのリターンが得られるはず、などという想定のもとで意思決定をするといったケースです。

一方、「事例ベース意思決定モデル」と呼ばれるもう一方のモデルは、起きうる状況を想定することすらできない場合に使われます。
このモデルでは過去の事例(特に問題の類似度)からの類推に基づき意思決定が行われます。

例えば震災などの大きな災害時には、何が起こるか誰も予測ができません。
そんな状況においては、過去に起こった同じような問題を探り、そのときに行われたことを参照して意思決定が行われることが多い、ということ。

大雨が降って避難するかどうかを決めるとき、私たちは頭の中で過去の降水量や気候などを参照して意思決定するものですよね。

3.11の記憶は私たちにとって共通の「事例」となったはずです。
これから先も起こりうる予測不可能な事態に遭遇したとき、この日に起きたことを参照し、最適な意思決定ができるよう、準備をしておきたいものです。

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