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2014.06.04 ツカエル組織論

データから良い上司をつくる?!

データがすべてのグーグル。
管理職の改善方法にも、この巨大リサーチ会社ならではの方法があります。

データがものをいうグーグルという組織においては、当然ながら従業員の行動もデータ化されています。
2009年初頭にグーグルの人材養成担当チームは「オキシゲン・プロジェクト」を開始。
その目的は、完璧な上司を構成する要素を特定することでした。

そのプロジェクトは、まるで科学論文を書くかのように進められました。
まず、従業員に管理職の人たちを評価してもらう調査を行うと同時に、毎年の管理職部門賞受賞者を分析。
それから、調査で最高と評価された人物と、最悪と評価された人物の違いを知るために、両者にインタビューを実施。
また、誰がいちばん生産的な仕事をしたかを調べるために回帰分析まで行いました。

すると、その分析からみんなが素晴らしい管理職と認める8つの行動(オキシゲン・エイト)が導かれました。

その8つの行動とは、以下のとおり。
1.よい指導者でいること。
2.細かいところまで口出ししないこと。
3.従業員の幸せに関心があると態度で示すこと。
4.生産的で結果志向であること。
5.チームの話に耳を傾けること。
6.従業員のキャリア開発を支援すること。
7.明確なヴィジョンをもつこと。
8.最低限の専門的技術を身につけていること。

今や、『オキシゲン・エイト』は、グーグルの精神文化の一部になっているといいます。
この例が示すように、自社の事業の強みを組織づくりや育成に応用することは文化づくりの第一歩となるのかもしれませんね〜

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