2014.05.19 イケテル仕事観
遠回りしてもいい
お笑い芸人 鉄拳さん
映画化された「振り子」などのパラパラ漫画作品で知られる、お笑い芸人でパラパラ漫画家の鉄拳さん。
今やCMやPV、映画などに引っ張りだこの鉄拳さんの作品ですが、実は3年前に大きな転機を乗り越えて今に辿り着いているのだといいます。
3年前、鉄拳さんは「芸人としてはもうできない、もう芸人をやめようと思う」と、マネージャーに引退の意向を伝えたそうです。
しかし引退前最後の仕事が鉄拳さんを現在へと導きます。
なんと最後の仕事がパラパラ漫画で、その仕事が終わったら田舎(長野)に帰るつもりだったのだといいます。
その仕事が終わるとすぐに大きな反響があり、マネージャーから「パラパラ漫画の仕事が20本くらい来てます」と言われたのだとか。
その後はご存知のように、鉄拳さんのパラパラ漫画は大変な好評を博し、仕事が増えていったということです。
「まさに天職。遠回りしたけれど、行きたいところにはちゃんといけるもの」
鉄拳さんはパラパラ漫画の仕事についてこんなふうに語ります。
目の前の仕事が天職だと胸を張ることは容易なことではないけれど、
遠回りの道のりさえも楽しんで、最終的に笑えるように、日々歩んでいきたいものですね。