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2014.05.16 エンタメ心理学

アイコンタクトは逆効果?!

アイコンタクトは長いこと、自分の意思を相手に伝えるための有効な手段として考えられてきました。
しかし、ある場合においては実は逆効果となることが最新の研究で明らかになったのです。

そのある場合とは、人を説得する時。

ブリティッシュコロンビア大学の研究員が、人の視線を追う最新の機器を使って、

人のアイコンタクトが、話の理解度にどのように影響するか調べた結果を紹介します。

実験で、被験者は話し手が口論をしている時の言い分に関しては、あまり話し手の目を見ていないことがわかりました。
また口論の最中に、話し手の目を見ているように指示された人と、口元を見ているように指示された人では、

目を見ていた人のほうが話の理解度が低く、説得されていないことも明らかになりました。

聞き手が、話し手の意見に賛同している時に限り、アイコンタクトはより理解を深めることにつながりますが、

賛同していない場合は目を見て話を聞いていたとしても、理解が低いということです。

人と会話する時やミーティングなどの場面で、自分が話している時に聞いている人と目が合うと、

相手が自分の言っていることを理解してくれていると私たちは感じます。

でもそれは、相手が自分に好意的であったり、話す内容を理解しようとしているだけの話。

もしも聞いている人が違う意見を持っていたら、目が合っていたとしても、分かっていない可能性があるということです。

これを応用したら、友達や恋人とけんかして言い合いをしている時に、

「私が話してるんだから、ちゃんと目を見て聞いて!」というフレーズは、あまり言わないほうがいいのかもしれません。
心理学の世界でも、視線を交わす回数が多くなるほど、互いの親近感が高まるとされていました(「アイコンタクトの原理」)が、

アイコンタクトも使い分けが必要なんですね〜

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