ホームコラム仕事モードに切り替えなくてもよい?!
2014.05.07 ツカエル組織論

仕事モードに切り替えなくてもよい?!

GW明け初日という方が多いのではないでしょうか?
仕事モードになかなか切り替えられずにいる、という方もいらっしゃるかもしれません。
でも、意外なことにそれでもよいのかもしれないのです。

ドラッカーは著書『現代の経営』の中で次のように述べています。

「えてして会社は、自らの経営幹部に対し、会社を生活の中心に据えることを期待する。
しかし仕事オンリーの人たちは視野が狭くなる。
会社だけが人生であるために会社にしがみつく。
仕事オンリーだと、空虚な世界へ移る恐ろしい日を延ばすために、自らを不可欠の存在にしようとする。」

組織に必要とされたいという欲求は、その大小はあれど誰もが持つ欲求であり、

例えば休み中も仕事をしてしまう理由のひとつには、確かに自分自身を不可欠の存在にしようとする意識があるように思います。

しかし、一方が縛り、一方がしがみつく関係が生産的であるはずがありません。
ドラッカーはこうも言っています。

「組織自体のために、組織の外の世界に関心を持つことを奨励すべきである。
組織は組織のために存在するのではない。組織の外の世界のために存在する。」

連休明けの今日。
誰とも会話をしないほどに必死になって仕事モードに切り替えることも大切なことですが、

休みの期間に感じたこと、学んだことを同僚の方と話してみたりしながら、知性、感性、関心、価値観、

その他あらゆるものについて、組織の多様性を拡げる機会として活用されるのもよいかもしれませんね!

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