2014.08.06 ツカエル組織論

成果主義でメダルは取れない?!

東京五輪開幕まで6年を切り、選手強化のあり方についての議論が白熱しているそうです。
過去の五輪を思い返しても、開催国が目覚ましい活躍をすることは珍しくありません。日本はどのように選手強化を進めていく予定なのでしょうか?
現在注目を集めているのがイギリスがロンドン五輪前に導入した徹底した成果主義の手法だそうです。
その手法は一言でいえば勝てる競技への集中投資。
ロンドン五輪までの強化費の投資が最も大きかった競技(ボート)と少なかった競技(卓球)ではなんと23倍もの開きがあったといいます。
企業においてはすでに成果主義の導入は叫ばれて久しいですよね。
しかし、それが必ずしも成功しているかというと疑問が残ります。
その正否を分けるポイントは経済学で「マルチタスク問題」と呼ばれる視点にあるといわれれています。
「マルチタスク問題」とは一言でいうと、本来複数の任務を負っている人に対して、目に見えやすい貢献についてだけ報酬を連動させることによって、その人の努力の配分にゆがみが生じてしまうことを指します。
成果の見えやすい業務にばかり力を注ぐことによって、逆に成果の見えにくい業務がおろそかになってしまうのです。
さらに問題なのは、ここでいう成果の見えやすい業務が必ずしも重要な業務とは限らないということ。
この考え方からすると、例えばチームとしての規律を重んじることなど、結果への直接的なつながりが見えにくい活動にはあまり力が注がれなくなるかもしれません。
果たしてそれで本当によいのでしょうか?
ビジネスもスポーツもそこまでデジタルに、本当に結果の出る重要な業務や練習が明らかにされていないように思います。
成果主義の導入には慎重な判断が必要であることがわかりますよね〜

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