ホームコラム肩の力を抜いて泳ぐ
2014.08.25 イケテル仕事観

肩の力を抜いて泳ぐ

プロ水泳選手 北島康介さん

 

この週末まで行われていたパンパシフィック選手権では、日本勢の活躍が光りました。

その中に、これまで日本の水泳界を牽引してきた北島選手の姿はありませんでした。

代表選考の予選に破れ引退もささやかれながらも、現役続行を宣言した北島選手が今思うこととは、どんなことなのでしょうか?

 

4度のオリンピックを経験し、前人未到の2種目で2連覇を達成するなど、数々の偉業を成し遂げてきた北島選手。

誰しも欲しかったものが手に入ると満足し、そこで歩みを止めてしまいがちですが、夢の舞台だった五輪で目標を達成してもなお、また次に向かって泳ぎ続けていくことを北島選手は選択しています。

 

その理由はシンプルに、大好きな水泳をまだ楽しんでいたいから。

 

ただただ結果を追い求めるだけでなく、どうしたら自分がもっとわくわくできるかを追求していく。

だから練習や試合に向けた準備にも様々な変化をつけて楽しんでしまう。

極端な話、モチベーションを保とうとすることもなく、やる気が出ないときは出るまで待つ。

気持ちが入る練習もあれば、入らない練習もある。

それが今の北島選手のスタンスだといいます。

 

スポーツの世界は特に短期的に結果が求められ、なかなか選手が長期的に競技を楽しむのは難しいものですが、ビジネスでも日常生活でも少なからず、結果ばかりを求めてしまい、気づいたらそのこと自体を楽しめなくなってしまう、ということがあるような気がします。

 

北島選手の肩の力を抜いた楽しみ方から、私たちも学びたいものです。

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