2014.09.05 エンタメ心理学
金曜日を楽しく過ごすには?!
今日はHappy Friday!
飲みに行くご予定のある方も多いでしょう。
でも、お酒には失敗もつきもの。飲んで変なことを言ってしまったり、誰かに連絡をしてしまったり。。しかしそれらの行動は「酔っ払っていたから」では片付けられない、という研究結果が出たのです!
アメリカ・ミズーリ大学のブルース・バーソロー教授の研究によると、物事の善悪を判断する際にお酒は影響を与えない、ということが判明したといいます。
その研究によると酔っぱらっても、酔っぱらっていなくても、「間違ったことをした」という認識はあるようです。酔っ払った人はただそれを気にしないだけなのです。
つまり私たちはお酒のせいで正しい判断ができなくなっているのではなく、正しい判断が何かはわかっているのに、自分の行動の結果や影響に対して気が大きくなり、つい誤った判断を選んでしまっているということ。
病気の人に「これは薬ですよ」と言って砂糖のかたまりを与えると、本当に薬効があるということが昔から知られています。
これを心理学用語では「プラシーボ効果」といいます。
脳は「これは薬だ」と思い込むと、それに対応した活動をするのです。
興味深いのは、脳は常に身体とコミュニケーションをしており、脳を通して身体も変化していっている、という点。
そう考えると、お酒の場合も私たちが「飲むと正しい判断ができなくなる」と思い込んでしまっているがゆえに、脳の判断力を鈍らせいろんな失敗を引き起こしているという可能性もある、と考えることもできます。
お酒に対する先入観を見直すことで、より楽しい金曜日が過ごせるかもしれませんね~