2014.09.29 イケテル仕事観
オレは最強だ
車いすプロテニスプレーヤー 国枝慎吾選手
錦織選手の全米オープンでの躍進とともに注目を集めた国枝選手の活躍。
今年、自身4度目となるテニスの4大国際大会(グランドスラム)年間制覇を達成しました。
9歳の時脊髄腫瘍による下半身麻痺のため車いすの生活となりテニスを始めるも、はじめから現在のような輝かしい成績をおさめていたわけではなかったのだとか。
そんな国枝選手の転機は2006年。
オーストラリア人のメンタルトレーナー、アン・クインとともに出場した全豪オープンでのこと。
クイン氏は選手用レストランで「オレは最強だ!」と叫びなさいと命じたのだといいます。しかも大声で。さらには毎朝、鏡の前でも。
しかしこれを続けているうちに、弱気な自分が消え、プラス思考が生んだ好循環のせいか、新たな技術も身についたのだといいます。
そこから国枝選手の快進撃は始まりました。
今でも国枝選手のラケットやマウスピースには「オレは最強だ」と書かれているそうです。
不安やプレッシャーに正面から向き合い、乗り越える姿勢を私たちも学びたいものですね。