2014.10.01 ツカエル組織論
社長の最も重要な仕事とは??
今日10月1日は多くの企業で来年2015年4月入社の新卒新入社員の内定式が行われます。
しかし課題を抱えながら今日の内定式を迎える企業が多いのだそうです。
その理由は内定者の不足。
景気が良い方向へ向かうとともに、進む少子高齢化で採用マーケットはすっかり様変わり。
就職氷河期から、採用氷河期へと移りつつあるといわれています。
結果として、就職人気ランキングの常連企業であったとしても採用難に苦しみ始めているというのです。
この風潮の中で、新卒だけでなく中途も含めて給与はもちろん福利厚生や管理職への昇格など、働く条件に対する目がどんどんシビアになっていくでしょう。
貴重な人材を生かすことに「本気」で取り組まなければ、企業の方が使い捨てにされる、なんてことも起こりうる時代になるかもしれません。
リクルートの創業者であった江副さんはこんな言葉を残しています。
「経営の最重要事項は採用であり、人材採用に投資する事が最も経営効率を高める」
そしてその言葉通り、自分から口説きたい人材に何度も電話をかけて入社を勧めたり、ヘッドハンティングしたい人材がいた時にはアメリカに飛んで行って口説いたという話もあります。
人材紹介会社に払っていたフィーも桁違いだったといいます。
また、遠方で行われる内定者研修であっても社長自ら足を運び、内定者全員と握手をしてスピーチをしていたのだとか。
マネジメントやリーダーが自らそのリーダーシップを発揮し、人任せにしないで自分から積極的に採用に関与することがこれから一層求められるようになっていくのかもしれませんね。