JAMの事業ミッションに込めた想い
みなさん、こんにちは。
今回は当社の事業ミッション「Innovate Working Spirits!」について語っていきたいと思います。
なぜ「Innovate Working Spirits!」なのか
まずは「Innovate Working Spirits!」この言葉の意味について。
Working Spiritとは就労観、働くことへの価値観です。
ですから、「日本人の就労感を変革する」ことがJAMの事業ミッションです。
皆さんは働くことについてどう考えていますか?
日本人の就労観の中心は未だ「労働は苦役なり」であると感じています。
ニュースでも度々取り上げられていますが、世界の労働意欲度調査で日本はいつも下の方にいます。
残念ながら日本は国土が狭いですから、農業をしたらアメリカに負けます。
地下を掘っても石油は出ませんから、中東には負けます。
歴史の面ではヨーロッパに負けます。
というところでいうと、「日本は“人材の質”で勝たないでどうするんだ。他に何があるんだ」という風に感じます。
けれども、「労働は苦役なり」という就労観が日本のマジョリティです。
そして調査では仕事に対する意欲が低いという結果も出ている。
この国の未来はどうなるんだ…、と勝手ながら思ってしまうわけです。
やはり、日本人の就労観自体をもっと良きものにしていきたいという思いが私の根底にあります。
だからこそ、ベンチャー/成長企業でいま輝いている人たちが、よりもっと幸せになり、豊かな人生を送ることで「あ、あの世界もいいな」と感じてもらうことが重要だと思っています。
そうすると民族大移動じゃないですが、労働人口の価値観の動きが起きると思います。
最初は徐々にですが、やがて大きな波となり、就労観のスタンダードが変わる–誰もが働くことにやりがいや生きがいを感じている状態が普通となるような–世の中にしたい。
そういうことを実現したいと思っており、「Innovate Working Spirits!」を事業ミッションに掲げています。
原体験がある ー実は私も「労働は苦役なり」と思っていた
これを事業ミッションにしようと思ったのにはもう一つ理由があります。
それは私自身も就労観の変化を経験し、変わった後のほうが幸せだったし、豊かになったからです。
就活していた大学生当時、私は社会人になるのが嫌で嫌でしょうがなかったんです。
当時は金髪に近いくらいに明るい色の長髪で、ギターケースを担いで電車に乗れば、自分の隣には誰も座らない(笑)。それくらい典型的なバンドマンでした。
だから、朝早く起きて仕事に行っての毎日をこの先何十年も続けるなんて、正直、“就職は人生の墓場”だと感じていたんです。
でも働かなければ生きていけないので、結局は就職という道を選びました。
自分の価値観を180度変えるきっかけになったのは、前回の記事でも少し話に出ましたが、リクルート人材センター(現:リクルートキャリア)への転職です。
当時のリクルートは超ハードワークで有名でした。
“仕事は給料をもらうための手段”と考えていた私にとって、終電まで働く会社なんて嫌で嫌でしょうがなかったですが、自分がやりたいテーマなんだからと飛び込んでみました。
すると、確かにみんな夜中まで働いていましたが(笑)、楽しくやっているんですよ。
上司からの命令で働かされるんじゃなくて、自分でお客様のために必要だからと動いている人ばかり。
カルチャーショックを受けましたし、「自分は何のために働くのか」を物凄く考えるきっかけになりました。
こうして私の仕事への向き合い方が変わっていきました。
そうして、ふと気づいたんです。
仕事が面白いと感じるようになったら、残りの人生も楽しみになってきたし、自分の人生の意味が見えてきたような気がして、“人生が豊かになった”なって。
価値観って抽象的ですし、本当にそれが解決になるの?と感じる方もいらっっしゃるかもしれませんが、本当に大きいです。
これは自信を持って言えます。
なんせ、私が考え方・捉え方が変わると、人生が変わると実感しているからです。
そして、集まるメンバー
この事業ミッションの考えは私が会社を経営する上ですごく大切にしている考え方で、社員には必ず話しています。
最終面接時や入社時などこの話をしています。
なので、この事業ミッションやここから派生した当社の考え方・組織スタイルに共感してくれている人が社員になっています。
本日は当社の事業ミッションに込めた想いについて語らせていただきました。書いている途中に想いが溢れてきて、少々長くなりましたが、許してください(笑)
ここまで読んでいただき、ありがとうございます!
それではまたお会いしましょう。