2014.03.16 イケテル仕事観
センス<継続
株式会社バルス 代表取締役社長 高嶋郁夫氏
新生活スタートのシーズン。
消費税増税も相まって、家具、雑貨店は賑わいを見せています。
そんな中でも女性たちの心を掴んで離さない「フランフラン」を展開する高嶋氏。
創業からまもなく24年。その魅力はどのように維持されているのでしょうか??
フランフランの「フラン」とはフランス語で自由や素直という意味。
消費者の素直な気持ちを表現したい。そんな思いを込めたといいます。
その思い通り、女性の素直な心を掴んだフランフランは、国内に100店舗以上を構えるまでに成長を遂げています。
しかし、移ろいやすい女性の気持ちを捉え続けるのは至難の業だったのだとか。
効率を重んじるために、情報分析を行い売れ筋商品だけに絞り込んだこともあったといいますが、
結果、売り上げの大幅な落ち込みを招きました。
無駄がない売れ筋商品だけの店舗は魅力に欠けたのです。
時には出店に失敗し、退店を余儀なくされることもあったといいます。
何度も何度も軌道修正を繰り返しながらも、高島氏が常に考えているのはシンプルに一つ。
「どうすれば顧客に喜ばれるか」ということ。
「経営者の思い込みは要らない」と、よくTシャツ、短パン、ビーチサンダルという格好で店舗に現れ、顧客と同じ目線で店や商品を眺めているのだといいます。
いつもオシャレな風貌と雰囲気の高嶋氏ですが、生まれ持った鋭い感性や人並み外れたセンスで事業を築き上げたわけではなく、
何度も失敗を繰り返す中で、顧客の求めているものを必死に追いかけ続けているからこそ、これだけ長きにわたって支持をされ続けることができるのですね~