ホームコラム日報の意義を新入社員が問い直してみる
2020.11.06 パンにはJAM

日報の意義を新入社員が問い直してみる

こんにちは。
株式会社JAM・2020年新卒入社の小西です。

ある友人はそれを「面倒くさい」の一言で片付け、
ある友人はそれを「とりあえずでこなしてるよね(笑)」と笑い、
ある友人はそれを「自由を得る前の最後の試練であり快感」と称する。

それが、新入社員にとっての「日次報告(=日報)」です。

ちなみに最後の友人はちょっと変な人間です。


■日報とは体温計である

日報とはなんのためにあるか?

本コラムでは「なぜか日報に対して嫌悪感を抱かない新入社員」の小西が、自分にとっての日報の意義を問い直していこうと思います。

折角なので、ありきたりな「自身の業務を振り返るため」以外で整理してみます。

自分にとって、日報はセルフチェックのような機能を果たしています。

①その日の取り組み(箇条書きで可)
② <good><bad><next>の3つのラベルでの振り返り
③感想・ひとこと

当社では至ってシンプルで、これら3つのテーマで日報を書きます。

何を書いたか?どう書いたか?が自分の心情を計る上では結構大事なポイントだったりします。

例えば、こんなとき。

楽しそうですね。<good>の欄からメラメラが伝わります。「イイ仕事したなあ〜〜!!」という時です。


何を書いたか:仕事がうまくいったこと
どう書いたか:思いをそのまま書いた

こんな時は最高ですね。問題ナシです。

一方で。例えば、こんなとき。

何でもないように見えて、これは「思ってもいないこと」で固めた日報です。

「く〜〜成果出せん」と悩みに悩んでいた時ですね。

何を書いたか:当たり障りのないこと
どう書いたか:思っていることを隠して書いた

自分の中でこの状態は「黄色信号」だと認識しています。思いをそのまま書く(=周りに頼る)こともしない状態なので。こんな日報を提出した日は仕事終わりにサウナにでも行きます。

 

■日報とはTwitterである

セルフチェックに加えて、対話の場としての機能も果たしています。

Slackの全社のチャンネルに毎回投稿しているため、当社の社員であれば誰でもコメントができる仕組みです。

なので、時にはこうなります。

社長からコメントが来ます。

当社はニューノーマル時代への移行を受け「ロケーションフリー」の原則の下、各人が場所を自由に選択し働いています。

そうなると、やはりコミュニケーションの場は減るんです。

週に1回「jammin」という雑談だけをするオンラインミーティングが組まれていますが…偶発的な対話の機会(オフィスでたまたま顔を合わせる、すれ違うなど)は失われているのも現状です。

自分のようなかまってちゃんの新入社員にとっては、日報が「気軽に反応をもらえるTwitterのような場」として機能していることがありがたかったりします。

 

■「機能する日報」の背景には何があるのか?

以上を踏まえて。

自分が日報に嫌悪感を抱かず、むしろ価値を感じられているのは下記の3点によるものかなと思いました。


・「ある程度のことは言っても大丈夫」の心理的安全性が確保されていること
・誰でもアクセスできる場所に発信されること
・誰でもコメントできる状態にあること

心理的安全性が土台にあることで「こなす」日報ではなくなっていますし、
誰でもアクセスできる場所に発信しているからこそ「知ってくれる」実感を得られますし、
誰でもコメントできる状態にあるから反応を得られます。

正確にいうと自分も「日報=面倒くさい」と思っていた人間でしたが、「何を書いても大丈夫」の実感を徐々に得てからは良いものだと思うようになりました。ちゃんと思いを書けるし、書けなかったとしても「その時は黄色信号」と判断することができる。

会社のカルチャーや規模によって形は様々かとは思いますが、日々の信頼関係と形式のひと工夫で日報は機能するかと思います。

全国にいる新入社員の同志諸君に、良い日報ライフが与えられんことを。

 

■JAMが提供する新入社員研修

当社JAMでは新入社員研修「Unison」を提供しております。

・自分を知る、同期を知る
・会社の顔としての自覚と覚悟を持つ
・仕事を自ら取りにいく

などのテーマが3日間のプログラムに込められています。
概要、お問い合わせはこちらから。

お役立ち資料

研修や育成に関するノウハウをまとめた
お役立ち資料を公開しております。

お役立ち資料ページへ

お問い合わせ

JAMのサービスについての
お問い合わせはこちらから。

お問い合わせページへ